2015年7月22日水曜日

作り手に対価を払え


CDが売れない時代、「フィジカル(レコードとかモノのことね)を買ってくれ!」という主張は音楽業界から度々聞かされて来た。しかしちょっと待ってくれと。そこのCDを買ってくれと主張しているバンドマンさん、今あんたは自分のオカズをxvideoで済まそうとしているんじゃないのかい?その映像だって多くの作り手が関わっているんだぜ?オマエは作り手に対価を支払っているんだろうな?

という問題提起(多分)が、07月21日(オナニーの日に標準を合わせているのは流石と言わざるを得ない)にマイメン加川氏からポストされた。多くの賛同者にRTされていること、またある者は照れ隠しのFavを付けていることからも、この投稿はプロの自慰愛好家達の共感を得ているのが伺い知れる。

話は変わるが、エロの主戦場がフィジカルからデータへ移り変わっていく中で「コミュニケーションとしてのエロ」は消滅したように思う。もはやそれは誰にでもリーチできるものになった。しかし、ネットの恩恵により多くの情報が無料で手に入るようになったことと引換に私達は多くのものをなくしてしまった。そのひとつが想像力である。何か一つの情報を得るために、我々は多くの犠牲を払わなくてはならなかったのだ。その先にあるものを想像し、何度も裏切られた。パッケージ絵に騙されながら、真実を読み通す第三の目(通称サードアイ)が鍛えられていったのだ。鍛えられた想像力は、音楽においても力を発揮していたに違いない。

しかしインターネット以降、正解に最短距離で辿り着ける様になったことで世界は一変した。音楽に関して言えば、ほとんどの音源が試聴して聞けるために駄盤を掴まされることがなくなった。無料で幾らでも聞く事ができるから限られた小遣いの中で買った音源を仕方なく何度も聞き倒す事もなくなった。その結果起きたのは音楽のグローバル化だ。だれもが同じような価値観で同じような音を、「良い音」だと信じ込んでいる。アンダーグラウンド界隈でさえも、世界中で似た様な音が悪い意味で同時多発で生まれるようになった。それは果たして良い事だったのだろうか。

昔はDeathwishの音は凄く良いと思っていた。しかし今は、同じエンジニア、同じスタジオで録音されるサウンドプロダクションがあまりに方向性が同じすぎて刺激がないと感じている。それよりももっとローカル化している音楽を、その土地の匂いや空気感がパッケージされているような音を聴きたいのだ。世界にはこんな音楽があるんだともっとわくわくさせて欲しいのだ。キミだけのこだわりを聴かせて欲しいのだ。自分の価値観を吹っ飛ばして欲しいのだ。
(深夜の新井薬師のスタジオでのキャッチクライ、あの衝撃は今でも鮮明だ。)

DMMの課金勢だからといって安心していちゃダメだ。人気作やランキング上位の作品ばかり見ているようじゃ、普通の人間と同じインプットしか持っていないということ。自分だけのオリジナルなアウトプットを目指すなら常人とは異なるインプットを持たなくちゃいけない。安易に「企画モノ」に流れるのも間違いだ。自分だけのこだわりを見つけ、それを磨いていくのが大切なんだ。俺はそのこだわりにこそ金を払いたい。

自分だけのこだわりを見つけた人なら、他人が大切にしているこだわりにも気づいてあげられるはずだ。
コングラッチュレイション 
今宵、僕たちは友達のように踊るンだ....



'70s Punk Styleで気になっているバンド。X-V.I.D.E.O。英国スメル。



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