2015年5月16日土曜日

洋楽を聴いたことがない人に聴いてほしいスパニッシュ・ネオクラスト入門10バンド


うーん、フォーマットまで指定までされてしまったか。
今回はかなり制限があるけどがんばってやってみますか。



スペイン語がわからないからスパニッシュ・ネオクラストは聞かない!?そんなことを言っている方は人生損している!最近はパワーバイオレンスやブラックメタル系ハードコアなどが流行っていますが、やっぱりイギリスやアメリカのバンドだけにとどまっていちゃ良い音楽愛好家とは言えません!
特に若者には、スパニッシュ・ネオクラストに触れてほしい!若い時って音楽から得られる感情がたくさんありますから、スパニッシュ・ネオクラストを聞いてさらに人生に良いものを見出してください!

【洋楽初心者にオススメのスパニッシュ・ネオクラスト・バンド10選】

■Ictus
スパニッシュ・ネオクラスト・ツウなら知っている人も多いバンドです!これを知っておくとスパニッシュ・ネオクラスト好きには話が通じます。イギリス、アメリカや欧州の一部だけが音楽シーンの話題の大部分を占める中でスペインの1地方から自分達の思想を世界に提示したIctus。バンド初期は荒々しいデスメタル感のあるクラストであったが、作品毎に劇的な進化を果たした。ラスト作であり反帝国資本主義、矛盾を孕むアメリカへの怒りを圧倒的な演奏で描き出した1曲約40分の究極のネオクラスト組曲『Imperivm』をリリースした後、ツアー中の事故により無期限の活動停止となった。



■Madame Germen
全俺大ヒットバンドで、悲壮感漂うギターとメタリックなアンサンブルが特徴的。Ictusとも一部メンバーが重複しておりアプローチはIctusとも近い気がするが、メロディックで整然と構築されたクラシカルな構成美を持ち味とするIctusに対してMadame Germenはよりプリミティブで荒々しい原始的なエモーションを大事にしていたバンドだと思う。歌詞も耽美的な気がします。Madame Germenは好き嫌いがあるので、好きな人に対しては受けが良いでしょう。興味のない人に対しては全く興味ないようですね。



■Ekkaia
スパニッシュ・ネオクラストが好きな方にとってはもう定番!熱狂的なファンに対しては「知っていて当たり前」のバンドです。活動時期は90年代の終盤からで、メンバーはそれぞれデスメタルやグラインドコア畑出身なのは意外。でもスパニッシュネオクラスト黎明期のバンドはみんなそんな感じでした。エモーティブな激情ハードコア要素とクラストをミックスさせた彼らのサウンドは、His Hero Is Gone,Tragedy等のバンド達から音楽的要素だけでなく反資本主義といった思想面での影響を大事にしており最後まで商業的なムーブメントに関わることなく活動しました。活動初期から「Neocrust」と呼ばれていたわけではなくその呼び名については常に議論の的となっていたように思います。活動停止から何年も経ちましたが、いま聴いてもかっこいいバンドです!



■Hongo
哀愁のある叙情メロディとドラマティックな展開、重低音を効かせたドラミング、野太い咆哮を響かせるボーカルが半端無く良い、バンド初期はEkkaiaやMadame Germenに近い雰囲気はありましたが、後にスラッジ化。「ネオクラスト」には様々なクロスオーバーの形があり彼らはスラッジ方面へと接近していったのです。重い鈍器でぶん殴られるようなギターリフが心地よく、勇気づけられます!遅くて重いバンドが好きな方におすすめです!



■SL'S3
メロディックで叙情的なメロディとエモーティブな絶叫ボーカルといったスパニッシュ・ネオクラストの伝統芸とも言えるサウンドを基軸に、ポストロック、クラスト、グラインドコアの要素を注入、そんなに定番ではないもののファンの多いバンドです!



■Das Plague
激情ハードコア・クロスオーバーなネオクラストですが、これまでのネオクラストとは一味違った味を出しています!レコードディガーを中心に人気を集め、今でもその音源の存在が都市伝説となっているBEST KEPT SECRETです!


↑音源持ってる方、連絡お待ちしています。

■Black Panda
モーターヘッドに近い感じのネオクラストで、別名「モーター・クラスト」とも呼ばれています!日本で知っている人は少ないかもしれませんね。だからこそ、知っていると「Black Panda聴くんだ!」と尊敬されるかもしれません。Madame Germen、NASHGUL、SL'S3のメンバーが在籍していましたが、メロディックな印象が強いネオクラストとはまた一味違ったアプローチをしているのが特徴です。


↑楽しそう。

■Okban
ポスト・ハードコア、オルタナ要素が特徴的な、世界中のネオクラストファンが認めているかっこいいバンドです!このジャンルの中でも歴史が古く、特異な経歴を持っているだけに一筋縄ではいかない楽曲センスが流石です。独自の音楽を作って行くうえで試行錯誤の末に行き着く先がたまたまネオクラストであっただけとも言えます。Ictusともスプリットをリリースしました。



■Leadershit
80代スラッシュ黎明期のような凶暴なギターリフとダークメロディックなクラストサウンドが合体、悲壮感に溢れる歌詞と曲をエモーショナルに表現しているバンドです。エモーショナルではあるが決して過度に叙情的なのではなく、ロックンロールの迸る熱気をそのまま音にしたような熱い演奏が素晴らしい。Madame Germen, Ekkaia, Cop On Fire, Disfaceなど有名バンドのメンバーも所属しているため、知っている方も多いでしょう。



■Khmer
スペインの若者なら知らない人はいない!ex.Ictus,ex.El Egoのメンバーが在籍する現行スパニッシュ・ネオクラスト。ブラックメタルの影響を感じさせつつもIctusの音楽性の延長線上にあるクラシカルな旋律は健在なので、若者におすすめです!



【一度は耳にしたことがあるような曲をピックアップ♪】
ネオクラストを好きになりたいなら!通販サイト3LAがおすすめ!このお店では、音源だけではなくコラムやインタビューなども掲載しているので、ネオクラストを知るにはおすすめです!
http://longlegslongarms.jp/

そこで一度は耳にしたことがある曲もたくさん出てきます。
聞いてみると「あ!これ知ってる!」となる曲ばかりです。

「どんなバンドでも聞くよ〜!」って人、かっこいいと思いませんか?でも、そうやって言う人に限ってネオクラストを知らない人が多い。どんなバンドでも聞くと言っておきながらネオクラストを知らないなんて恥ずかしすぎます!

友達との話でもきっと盛り上がる、聴いて心地よくなる定番バンドから、今はやりのバンドまで少しは聞いておくと、恥ずかしい思いもしないかもしれませんし、あなたの人生にプラスになるような音楽と出会えるかもしれませんよ!






......ないだろうなぁ。


追記:
「ネオクラスト」という呼び方にはやはり嫌悪感を抱く人も少なく無いようです。というより、シーンの内側でさえもそう呼ばれる事を嫌がっているリスナーも多かったようです。しかし当の中心にいたバンド達にとっては別にどうでも良いことだったようですね。彼らはただ自分達の好きなことを追求していただけでしたから。「emotive-crust」という呼称のほうが先だったかもしれません。2000年代前半の話なので、やはりEkkaia登場以後、ということになります。

自分もこの手の音楽を好きになった人間のひとり、それをもっと広めたいと思ってやっているのだけれど未だにさまざまな誤解が解けない。それはこれから先もそうだろうと思う。小さなサブジャンルがこうして少しずつ広がっていったのは善意の口コミが全て、どこにも持ち上げられずに生き延びて来た。それゆえに弱さ、脆さも感じる。戦争反対を表明するハードコア様のツイートに私の豆腐メンタルは傷つきながら、沈黙する。他人を理解しようとしないで世界平和は訪れるだろうか。無責任なレッテルのせいで迷惑を被るのは我々のほうだ。もう少し他者への理解を。

音楽産業の中心部から遠く離れたスペインの小都市からひとつのサブジャンルとして自分達の価値観を世界に提示し、大国への挑戦状を叩きつけたスパニッシュ・ネオクラストの先人達に愛とリスペクトを込めて。


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