2015年5月26日火曜日

『音楽の歴史を紐解く会』を終えて

急な告知にも関わらず来てくれた皆様ありがとう。
ポレポレポレのネオクラ座談会終了しました。

講義自体は駆け足だったのでざっくりとした内容でしか話せなかったけれど、
ポジティブな反応があって、やはりリアル最高という感想です。
音楽性だけの話でなく、きちんと地域性、歴史性、そしてUS/UKの主流クラスト勢に対してオルタナティブなスペイン勢の存在...etc、さまざま文化的側面からヒルズ土屋並に語り尽くしました。あと、配布したCDRはTragedyに始まりsekienに終わるという、かなりメッセージ性の強いものにしておいたのでこちらからはそのうち歴史が書き足されるだろう。

講義で頂いた質問のほうはなかなか面白く、考えさせられる内容が多々アリ。
講義終了後も朝まで残る方多数で、途中からはよくわからんヘアメタルのPV鑑賞会になっていましたが... そういった予期せぬ結末もリアルでのイベントならでは。
なんだかなー。
結局音楽を伝えるというより、夢中になっているものの熱を伝えるってことなんだろうなと思いましたよ。情報を伝達して、拡げていくっていうのはメジャーもアンダーグラウンドも方法は変わらない。ただアンダーグラウンドもプロフェッショナルであるべきだなとも。

ネオクラスト講義については後日冊子などにまとめてスッキリしたいところですが
正直そこまで暇なわけでもないので、どうなるかわかりません。
時間と金をください。




帰ってからJOURNEYが頭から離れない。



2015年5月19日火曜日

5/22(金・夜) 3LA座談会のお知らせ(仮)

以前から告知していましたが、確定しました!
江古田ポレポレポレにて座談会やらせていただきます!

音楽の歴史を紐解く会  〜ネオクラスト編 by 3LA〜

以下、変更あるかもですが現在決まっている内容です。
よろしくおねがいします。

5月22日(金)
start:21:00頃〜場を見計らいつつスタートします。
end:2時間弱くらい(?) 残る人は朝までトーク

料金:イベント自体は無料ですが入場時ドリンクオーダーご協力ください。 (2drink 1,000円)
人数:15名限定 (※物理的に席の限界もありますので是非ご予約ください)
場所:江古田ポレポレポレ:練馬区旭丘1丁目67-6 2F
アクセス:西武池袋線・江古田駅から徒歩1分 or 都営大江戸線・新江古田駅から徒歩10分くらい
予定時間:2時間以内(質疑応答含む)
予約したい場合:akihito.mizutani@longlegslongarms.jpまでメールください。(ツイッターのDMなどでも可)

内容(予定):
「ネオクラスト」とは何なのか、そこから何が見えるのか
3LAミズタニが熱く徹底集中講義!

・ネオクラストとは何なのか?
・発見!世界のネオクラストバンド紹介
・歴史:ルーツを辿ろう
・00年代中盤〜終盤に掛けてのムーブメントを再検証
・そこから何が見えるか
・我々が発信すべきものは
・3LAからの提言
・Q&A (無かったら事前に募集していた質問等を展開します)

過去・現在・未来を見つめ、音楽を聴き、酒を飲みつつ雑談します。
※内容は脱線する可能性が大いにあります。

Q:江古田ってどこ?
A:東京です。池袋から電車ですぐです。アクセスも良いです。

Q:江古田ポレポレポレってどんなところ?
A:ミュージックバーです。店内かなりアットホームな雰囲気(写真下記参照)、昔のファンジンも豊富で国内外バンドの貴重なインタビューを読み漁ることもできます。
今回の会は伊藤氏(killie/Say Hello To Never Recordings)プロデュースです。

Q:来ると何かもらえる?
A:私が選曲したネオクラストベストCDR(コメント付)を予定。でもせっかくなのでいろいろお話できると嬉しいです。

Q:ひとりで来るのが心細いんだけど?
A:コミュニケーション重視で臨みますのでご安心ください。(当方弱コミュ障)


2015年5月16日土曜日

洋楽を聴いたことがない人に聴いてほしいスパニッシュ・ネオクラスト入門10バンド


うーん、フォーマットまで指定までされてしまったか。
今回はかなり制限があるけどがんばってやってみますか。



スペイン語がわからないからスパニッシュ・ネオクラストは聞かない!?そんなことを言っている方は人生損している!最近はパワーバイオレンスやブラックメタル系ハードコアなどが流行っていますが、やっぱりイギリスやアメリカのバンドだけにとどまっていちゃ良い音楽愛好家とは言えません!
特に若者には、スパニッシュ・ネオクラストに触れてほしい!若い時って音楽から得られる感情がたくさんありますから、スパニッシュ・ネオクラストを聞いてさらに人生に良いものを見出してください!

【洋楽初心者にオススメのスパニッシュ・ネオクラスト・バンド10選】

■Ictus
スパニッシュ・ネオクラスト・ツウなら知っている人も多いバンドです!これを知っておくとスパニッシュ・ネオクラスト好きには話が通じます。イギリス、アメリカや欧州の一部だけが音楽シーンの話題の大部分を占める中でスペインの1地方から自分達の思想を世界に提示したIctus。バンド初期は荒々しいデスメタル感のあるクラストであったが、作品毎に劇的な進化を果たした。ラスト作であり反帝国資本主義、矛盾を孕むアメリカへの怒りを圧倒的な演奏で描き出した1曲約40分の究極のネオクラスト組曲『Imperivm』をリリースした後、ツアー中の事故により無期限の活動停止となった。



■Madame Germen
全俺大ヒットバンドで、悲壮感漂うギターとメタリックなアンサンブルが特徴的。Ictusとも一部メンバーが重複しておりアプローチはIctusとも近い気がするが、メロディックで整然と構築されたクラシカルな構成美を持ち味とするIctusに対してMadame Germenはよりプリミティブで荒々しい原始的なエモーションを大事にしていたバンドだと思う。歌詞も耽美的な気がします。Madame Germenは好き嫌いがあるので、好きな人に対しては受けが良いでしょう。興味のない人に対しては全く興味ないようですね。



■Ekkaia
スパニッシュ・ネオクラストが好きな方にとってはもう定番!熱狂的なファンに対しては「知っていて当たり前」のバンドです。活動時期は90年代の終盤からで、メンバーはそれぞれデスメタルやグラインドコア畑出身なのは意外。でもスパニッシュネオクラスト黎明期のバンドはみんなそんな感じでした。エモーティブな激情ハードコア要素とクラストをミックスさせた彼らのサウンドは、His Hero Is Gone,Tragedy等のバンド達から音楽的要素だけでなく反資本主義といった思想面での影響を大事にしており最後まで商業的なムーブメントに関わることなく活動しました。活動初期から「Neocrust」と呼ばれていたわけではなくその呼び名については常に議論の的となっていたように思います。活動停止から何年も経ちましたが、いま聴いてもかっこいいバンドです!



■Hongo
哀愁のある叙情メロディとドラマティックな展開、重低音を効かせたドラミング、野太い咆哮を響かせるボーカルが半端無く良い、バンド初期はEkkaiaやMadame Germenに近い雰囲気はありましたが、後にスラッジ化。「ネオクラスト」には様々なクロスオーバーの形があり彼らはスラッジ方面へと接近していったのです。重い鈍器でぶん殴られるようなギターリフが心地よく、勇気づけられます!遅くて重いバンドが好きな方におすすめです!



■SL'S3
メロディックで叙情的なメロディとエモーティブな絶叫ボーカルといったスパニッシュ・ネオクラストの伝統芸とも言えるサウンドを基軸に、ポストロック、クラスト、グラインドコアの要素を注入、そんなに定番ではないもののファンの多いバンドです!



■Das Plague
激情ハードコア・クロスオーバーなネオクラストですが、これまでのネオクラストとは一味違った味を出しています!レコードディガーを中心に人気を集め、今でもその音源の存在が都市伝説となっているBEST KEPT SECRETです!


↑音源持ってる方、連絡お待ちしています。

■Black Panda
モーターヘッドに近い感じのネオクラストで、別名「モーター・クラスト」とも呼ばれています!日本で知っている人は少ないかもしれませんね。だからこそ、知っていると「Black Panda聴くんだ!」と尊敬されるかもしれません。Madame Germen、NASHGUL、SL'S3のメンバーが在籍していましたが、メロディックな印象が強いネオクラストとはまた一味違ったアプローチをしているのが特徴です。


↑楽しそう。

■Okban
ポスト・ハードコア、オルタナ要素が特徴的な、世界中のネオクラストファンが認めているかっこいいバンドです!このジャンルの中でも歴史が古く、特異な経歴を持っているだけに一筋縄ではいかない楽曲センスが流石です。独自の音楽を作って行くうえで試行錯誤の末に行き着く先がたまたまネオクラストであっただけとも言えます。Ictusともスプリットをリリースしました。



■Leadershit
80代スラッシュ黎明期のような凶暴なギターリフとダークメロディックなクラストサウンドが合体、悲壮感に溢れる歌詞と曲をエモーショナルに表現しているバンドです。エモーショナルではあるが決して過度に叙情的なのではなく、ロックンロールの迸る熱気をそのまま音にしたような熱い演奏が素晴らしい。Madame Germen, Ekkaia, Cop On Fire, Disfaceなど有名バンドのメンバーも所属しているため、知っている方も多いでしょう。



■Khmer
スペインの若者なら知らない人はいない!ex.Ictus,ex.El Egoのメンバーが在籍する現行スパニッシュ・ネオクラスト。ブラックメタルの影響を感じさせつつもIctusの音楽性の延長線上にあるクラシカルな旋律は健在なので、若者におすすめです!



【一度は耳にしたことがあるような曲をピックアップ♪】
ネオクラストを好きになりたいなら!通販サイト3LAがおすすめ!このお店では、音源だけではなくコラムやインタビューなども掲載しているので、ネオクラストを知るにはおすすめです!
http://longlegslongarms.jp/

そこで一度は耳にしたことがある曲もたくさん出てきます。
聞いてみると「あ!これ知ってる!」となる曲ばかりです。

「どんなバンドでも聞くよ〜!」って人、かっこいいと思いませんか?でも、そうやって言う人に限ってネオクラストを知らない人が多い。どんなバンドでも聞くと言っておきながらネオクラストを知らないなんて恥ずかしすぎます!

友達との話でもきっと盛り上がる、聴いて心地よくなる定番バンドから、今はやりのバンドまで少しは聞いておくと、恥ずかしい思いもしないかもしれませんし、あなたの人生にプラスになるような音楽と出会えるかもしれませんよ!






......ないだろうなぁ。


追記:
「ネオクラスト」という呼び方にはやはり嫌悪感を抱く人も少なく無いようです。というより、シーンの内側でさえもそう呼ばれる事を嫌がっているリスナーも多かったようです。しかし当の中心にいたバンド達にとっては別にどうでも良いことだったようですね。彼らはただ自分達の好きなことを追求していただけでしたから。「emotive-crust」という呼称のほうが先だったかもしれません。2000年代前半の話なので、やはりEkkaia登場以後、ということになります。

自分もこの手の音楽を好きになった人間のひとり、それをもっと広めたいと思ってやっているのだけれど未だにさまざまな誤解が解けない。それはこれから先もそうだろうと思う。小さなサブジャンルがこうして少しずつ広がっていったのは善意の口コミが全て、どこにも持ち上げられずに生き延びて来た。それゆえに弱さ、脆さも感じる。戦争反対を表明するハードコア様のツイートに私の豆腐メンタルは傷つきながら、沈黙する。他人を理解しようとしないで世界平和は訪れるだろうか。無責任なレッテルのせいで迷惑を被るのは我々のほうだ。もう少し他者への理解を。

音楽産業の中心部から遠く離れたスペインの小都市からひとつのサブジャンルとして自分達の価値観を世界に提示し、大国への挑戦状を叩きつけたスパニッシュ・ネオクラストの先人達に愛とリスペクトを込めて。


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2015年5月10日日曜日

Mr.Childrenから受けたトラウマをGrindに昇華して叫ぶBROILERというバンド

5/6の横浜GalaxyにてDaighila Japan Tourにてtwolowで出演させてもらいました。
基本的にブログでバンドやらライブやらについて書くつもりは無かったのですが、共演したBROILERの生き様が強烈すぎて忘れないうちに書いておこうと思いました。

とりあえずどんなバンドかは動画を参照してください。↓



紛うことなきグラインドコアです。
別名"大仁田コア"とも形容されるライブアクトは積極的に有刺鉄線電流爆破に突っ込んでいく大仁田厚の魂を継承した(本人は死んでないけど)スタイルであり底辺感剥き出しながらひたすら暴力的にステージ、フロアを転げ回る。しかし観客を笑顔にする彼らのライブアクトはある意味で癒しであり、アイドル的であるとも言えます。

メタリックなリフとギターソロを繰り出しているのは現Dirty Satellites(ex.LINE, ex.Mod Lung, etc)の矢田氏です。どんなバンドをやっているかというこんなバンドです。↓


全然違うじゃねえか!!!
でも矢田氏はこちらの界隈ではレジェンド的な存在で、レーベルも運営しており数々のバンドでシーンを切り開いてきた立役者でもあるのです。すごい。
光と闇、表と裏、陰と陽の話でいけばBROILERは人間の闇の部分を表現しているのかもしれません。人間には光の部分と闇の部分がある。彼のギターはそういったことを我々に教えているのかもしれません。どちらが本当の姿なのか?いや、どちらも人間なのである。

ブラストビートでバンドを支えるドラマーのHAGGYさんは調布市柴崎でラーメンHAGGYという店を経営しておられます。柴崎の表記が"XIBASAKI"なのでお察しですが、ラーメンの味のほうは暴力的なバンドサウンドから想像のつかない優しく繊細な味で美味しく、こちらもある意味人間の二面性を生き様で表現していると言えるでしょう。

ボーカルのKOSUKE氏はex.womb。
ステージとフロアを行き来しながら圧倒的な声量をキープし叫び続ける男。これにはマレーシアから来ていたDaighilaも大喜びでした。いったい何が彼を突き動かしているのか。それには彼の抱えている"Mr.Childrenのトラウマ"が大きく関係している....。
幼少の頃に自宅に侵入した男にナイフを突きつけられ大量のファミコンのソフトと共に誘拐された過去が、結果的に彼をメタルに向かわせる事になった。犯人の車中でかかっていたMr.Childrenのせいで(こういう音楽聴いている人間が罪を犯すのか...いや、桜井氏も背徳的なところあるけどな)今でもMr.Childrenに対してはトラウマを抱えており聴くと気分が悪くなるらしい。奪われたファミコンソフトを全て売らされたが無事解放された少年は"強くならなければならない..."と決意したという。それが彼をヘヴィメタルに向かわせ、紆余曲折を経て現在のBROILERがあるというちょっと出来過ぎた話に感動してしまい、今回のブログを心のまま誰も知ることのない明日に向かって書いてみました。

追記)
この記事を読んでコースケさんに敢えてMr.Childrenを聞かせるという事案が発生しています。

やめてあげてください!!




Mr.Childrenって略奪愛とか背徳的なテーマ多いですよね。

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