2014/06/08

レコード業界の搾取

音楽界隈ブログの記事の中で『レコード会社に頼らず自分でCDを売っていくDIYスタイルで喰っていく方法』というのはある種のブームだ。アクセス数を稼ぎやすいのだろう。「ライブでCDを手売りをしてネットでも販売しよう!」というような記事を鵜呑みにした若い音楽家がまたそれらを拡散させ、今の時代はCDは売れないだの中間業者は介さない、レコード会社に存在理由がないだのと語る。彼らはレコード屋やレーベルさえも中間業者=搾取側と捉えている。作品をできる限り安い値段でリスナーに届けたいと考え、中間業者を介さずできるかぎりダイレクトにリスナーと繋がりたいと考える。録音もマスタリングも自分達でできるしDIYですべて事足りる。プレスCDも簡単に、しかも安く発注できるので完成したCDもとても安価だ。無料で音源をアップロードもする。"CDを制作する為のレーベル"、"CDを販売する為のレコード屋"が彼らにとってあまり必要ではなくなっているのは事実だろう。本当に純粋だと思う。

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