2013/10/31

メタリカ vol.3



ラーズの野望の始まり。
デンマークからロス引っ越して来たラーズは、プロテニスプレイヤーで音楽的素養もある父の影響もありロックにはまり込んでいた。そしてバンドを結成する以前からツアーバンドについていったり勝手にバンドのホテルに泊まったり地元にくるときは自分の家に泊めてあげたりとDIY的サポートをしている人間だった。また彼のメタルマニアぶりは有名でかなりの量のレコードを所持していた。ジェイムズも大興奮のコレクターっぷりだったらしい。バンドのメンバーは彼に音楽を教わりながら才能を開花させていった。ひとつ言えるのは彼らはレコードマニアであり、メタルマニア達のバンドであったということだ。それはのちのちリリースされるカバー集、ガレージインクの選曲からもわかるがNWOBHMに対して尋常でないこだわりをもっている。レコードを聞きながら品評会的なこともやっていたらしい。
何が良い音楽で何が良くない音楽なのかという耳をバンド内で共有し、しっかり育てていくことが大切なのだ。

余談だが、当時のラーズを知る人間へのインタビューを読むとほとんどの人間が彼のメタルマニアっぷりを語るが、同時にヨーロッパ的な彼の考え方やふるまいには慣れるまでは本当に苦しかったというようなネガティブな意見を述べている。
そういえばYOSHIKIに関しても彼を良い奴だという人間は業界内に見たことが無い。そんな気がする。

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