2013/10/29

メタリカ vol.2



幻の音源といわれるメタリカのデモテープ。
Kill Em Allに収録される曲がいくつもあるがメンバーにはカークハメットもクリフバートンもいない。ギターは後にバンドを解雇されメガデスを結成するデイヴムスティンが弾いている。このテープやKill Em Allに収録されている初期の名曲『Hit The Lights』を初めて収録した「Metal Masscre」というコンピレーションがある。メタリカはそのコンピレーションに参加する為にラーズがメンバーを集めたバンドだった。

そもそもラーズはシーンにおけるよそ者だった。
彼がデンマーク人であるということもあるし育って来た環境も他と違う。
そして考え方も当時のアメリカのアンダーグラウンドシーンにとって異端だった。
自分はその点がメタリカの成功の要因のひとつだと分析している。
そしてそれまでバンドも組んでいないラーズがなぜこのコンピレーションに参加することができたのか。アンダーグラウンドからメジャーフィールドにいち早くブレイクスルーできたのは何故なのか。そういったことを研究していくと、それは時代を超えた現代にさえ通用する(かもしれない)彼のマーケティング哲学のようなものが見えてくる。

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